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アルペジオ・コントロールでの音種

アルペジオ・コントロール内でも音種を変更できます。弦指定に続きアルファベットや、倍譜の「~」、半譜の「^」、休符の「r」など配置します。

-f n=8,
0|0|7|9:[
6543+1, 5, 4-1~~, 4-2~~,
6M, 6M, 4r, 6M, 6M, 6M, r, 6m^, 6m+1^
]{}(*4)

「6543+1」は6,5,4,3弦の同時弾きで、スケール+1したもの。
「4-1~」は4弦でスケール-1したもの。

「4r」に関して、4弦のみミュートするのですが、アルペジオ・コントロール内でのみこの表記が可能となっています。

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アルペジオ・コントロールでの単音進行

アルペジオ・コントロールは、最初にコード(chord)を宣言し、続いて弦指定することでフレージングするというものでした。

-f 0|2|0|0|0|0:[6,5,4,3,2,1]

この中間の「:」を「/」に変えることで
この機能をそのまま単音のフレージングに使うこともできます。

何が違うかというと、弦移動したときに、前の音がミュートされるということです。
以下の例だと、常時弦は一本のみ鳴る状態です。

-f 0|2|0|0|0|0/[6,5,4,3,2,1]

しかし、同弦でフレージングしたい場合はどうすれば良いでしょう。
以下をご覧ください。

-f 0|2|0/[6,5,4] 2/4, 4/4, |||0|0|0/[3,2,1]

4弦で 0 2 4 という移動をしています。
手法の一つとしては、これでもいいのですが、アルペジオ・コントロール内での解決もできます。
実現するには「+」や「-」で度移動を指定することです。

-f 0|2|0|0|0|0/[6,5,4, 4+1, 4+2, 3,2,1]

少しすっきりした感じになりました。
移動の基盤となるスケールは、指定がない場合、デフォルト設定の「Miner:E」ですので意図した結果になるかと思います。

内部的には

-f 0/6, 2/5, 0/4
{0/4}(1) {0/4}(2)
0/3, 0/2, 0/1

にプログラムが置き換えています。
これは、mapping機能の rev(リバース) に影響します。

尚、途中でアルペジオから単音弾き、またその逆をするには、新たにコード(chord)を宣言することになります。

下の例は、最初の2音だけ音を残すものです

-f 0|2|0:[6,5] ||0|0|0|0/[4, 4+1, 4+2, 3,2,1]

5、6弦の音を最後まで残したい場合は

-f 0|2:[6,5] ..0 2 4/4, ||r|0, |||r|0, ||||r|0

という方法もあります。
TABになるとわかりやすいと思いますが、手前の音を消しながら進む感じです。
但し、この例は音的にあまり意味がないかもしれません。

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ストロークっぽく弾く

ストロークも簡単にシミュレートできます。
本来なら、発音タイミングを少しずつ手前にずらすのですが
もっと簡単な方法でストロークを実現できます。

以下のコードでストロークするには

-f 0|2|0|0|0|0~~~

手前に「”」を付けます

-f ''0|2|0|0|0|0~~~

「’」は32beat手前に、「”」は16beat手前にシフトしますので
以下の場合は、少しゆっくりめのストロークとなります。

-f ""0|2|0|0|0|0~~~

以下だと、ダラリラーンという感じになります。
指定数は、弦6本の場合、5指定まででき
最後に弾く弦は必ず『本来鳴るべきタイミング位置』が厳守されます

-f '''''0|2|0|0|0|0~~~

アップストロークは、最初に!を付けます

-f !'''''0|2|0|0|0|0~~~

指定を2個くらいにすると、お手軽にリアル感を出すことができます。

-f ''0|2|0|0|0|0~~~

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コードの基本

まずコードを書き

-f 0|2|0|0|0|0

次に弾く弦を順番に記していきます

-f 0|2|0|0|0|0:[6, 5, 4]

上記だと、6,5,4弦という順に弾きます

そして最後に、3,2弦を同時に弾く

-f 0|2|0|0|0|0:[6, 5, 4, 32]

ちょっと色をつけて、最初に1弦も同時に弾く

-f 0|2|0|0|0|0:[61, 5, 4, 32]

最後は長めのデュレーションで

-f 0|2|0|0|0|0:[61, 5, 4, 32~~~~]

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