アルペジオ・コントロールは、最初にコード(chord)を宣言し、続いて弦指定することでフレージングするというものでした。
-f 0|2|0|0|0|0:[6,5,4,3,2,1]
この中間の「:」を「/」に変えることで
この機能をそのまま単音のフレージングに使うこともできます。
何が違うかというと、弦移動したときに、前の音がミュートされるということです。
以下の例だと、常時弦は一本のみ鳴る状態です。
-f 0|2|0|0|0|0/[6,5,4,3,2,1]
しかし、同弦でフレージングしたい場合はどうすれば良いでしょう。
以下をご覧ください。
-f 0|2|0/[6,5,4] 2/4, 4/4, |||0|0|0/[3,2,1]
4弦で 0 2 4 という移動をしています。
手法の一つとしては、これでもいいのですが、アルペジオ・コントロール内での解決もできます。
実現するには「+」や「-」で度移動を指定することです。
-f 0|2|0|0|0|0/[6,5,4, 4+1, 4+2, 3,2,1]
少しすっきりした感じになりました。
移動の基盤となるスケールは、指定がない場合、デフォルト設定の「Miner:E」ですので意図した結果になるかと思います。
内部的には
-f 0/6, 2/5, 0/4
{0/4}(1) {0/4}(2)
0/3, 0/2, 0/1
にプログラムが置き換えています。
これは、mapping機能の rev(リバース) に影響します。
尚、途中でアルペジオから単音弾き、またその逆をするには、新たにコード(chord)を宣言することになります。
下の例は、最初の2音だけ音を残すものです
-f 0|2|0:[6,5] ||0|0|0|0/[4, 4+1, 4+2, 3,2,1]
5、6弦の音を最後まで残したい場合は
-f 0|2:[6,5] ..0 2 4/4, ||r|0, |||r|0, ||||r|0
という方法もあります。
TABになるとわかりやすいと思いますが、手前の音を消しながら進む感じです。
但し、この例は音的にあまり意味がないかもしれません。
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