音を伸ばす場合、通常は「~」を音の末尾に記述します。
-f n=8, 2/6~~~~~~~
この場合、「n=8」が設定され「~」が7個付加されているので、この効果は「8分音符の8倍の長さ」になります。
ただ、これが64倍ともなると「~」を63個記述するのは大変です。
その場合は「n32*64」のように、音種音長*音長の倍 を記載することで実現できます。
※途中の「:」は可読性を上げるために記述可能なセパレーターです。この場合これ自体に意味はありません。
-f 0|2|2|0|0|0:n16*255, 0/6m
このような機会は少ないと思うのですが、もしストローク奏法を自前で構築する場合、前後の微調整が必要になり、32分音符の126倍などという設定が必要になってきます。
では、ストロークを自前で作るためにまず例をあげます
-f
m=4, 0 2 3 0 5 3 2 5/6
n=32
..0/6
..2/5
..0/4
..0/3
..0/2n1
{}(0..3)
この例だと矛盾したリズムになり音楽としては成り立っていません。
これを調整すると以下のようになります。
-f
m=4, 0 2 3 0 5 3 2 5m32*5/6
n=32
..2/5
..0/4
..0/3
..0/2n1
{}(0..3)
..2/5
..0/4
..0/3
の部分で「32*3」余計な長さを消費しているので、最初の「5m32*5」で、手前にシフトしています。
末尾で調整することも可能です。
-f
m=4, 0 2 3 0 5 3 2 5/6
n=32
..2/5
..0/4
..0/3
..0/2n32*29
{}(0..3)
ストロークで増えた分、減らして調整すると全体がまとまります。
特殊な事情が無い場合は
ストローク・コントロールを使いましょう。
-f m=4, 0 2 3 0 5 3 2 5/6, ”’|2|0|0|0:n1
{}(0..3)